市民活動を応援する助成金 市民運動助成金助成団体 活動報告会
11月16日 2022年に助成した助成団体の報告会を開きました。
市民運動助成金は、ふくおか市民政治ネットワークの20周年記念事業として、2009年に「市民の力で社会を変えていこう」と立ち上がる団体を応援するためにスタートしました。
誰もが安心して暮らし続けられる「まちづくり」には、行政の力だけでなく、「市民の力」や「市民の活動」が必要だからです。
2022年度は、「NPO法人OHS」と「ママボラむなかた」の2団体に助成しました。残念ながら都合がつかず、報告は「ママボラむなかた」1団体のみとなりました。
「ママボラむなかた」は、1歳になるまでの子育てが一番辛いと感じ、「子どもと一緒に誰かの役に立つ時間が持てれば、家事・育児にも前向きに取り組めるのではないか」との思いでたちあがり、「自分自身が“今”欲しいものを作り出そう」とおしゃべりサロン、ワークショップ、情報誌発行、多世代交流など活動をひろげてきました。
3年たった今では、「かつての自分が欲しかったもの=今のママたちも欲しいものを実現したい」とピアサポートをする場つくりをめざしているそうです。
応援した団体が、当事者だからこそ必要と感じることを自分たちの力で次々と実現している嬉しい報告でした。
活動の幅がひろがると、行政や制度の幅も超え、市との共同が難しくなる等、様々な壁もあるとのことです。
市民が今必要としていることを形にしていくこと、せっかくある制度は誰もが使いやすいものにしていくこと、市民と市とがより暮らしやすいまちを一緒につくっていくことが市民参加の政治です。
市民の活動から見えてくることを聞き、私たちはその声を議会に届けて、誰でも使い良いきめ細かな制度を作っていきたいと思います。
2024年の助成団体募集は1月からです(2月末締め切り)。詳細は https://www.fnet.gr.jp/subsidy/
この記事を書いた人